2024.12
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ブログBlog
25℃以上の夏日もざらに、春らしからぬ気候が続いておりますが皆様いかがお過ごしでしょうか。花粉と稀にみる異常気象に辟易される方もお見えかと思いますが、どうかご自愛ください。
新年度が始まり緊張しながら新天地で奮闘している方がたも、そろそろ慣れてきて心にもゆとりが出来始める頃ではないでしょうか。
本日は、防災についてのお話を一つ。
我々ゆめネット本部が所属するエリアは中川区となります。そして、中川区障害者基幹相談支援センタ―(※1)様が主体となって執り行う自立支援連絡協議会(※2)があります。そこには5つの専門部会(相談支援・権利擁護・人材育成・広報啓発・防災)があり、そのうちの一つである防災部会に私(I)が担当として所属しております。
第一回目の今回は、他事業所での防災の取り組みの見学ツアーです。かつてゆめネットに入ったばかりの頃は、他事業所へ研修という形でよくいかせていただいておりました。今回久々に他事業所の見学という事で、学びも大変多い機会となりますのでワクワクしながら参加させていただきました。
今回防災取り組み見学ツアーにご協力いただきましたのは『ワークス昭和橋』様です。
まずその建物の立派さに驚きました。聞けば福祉避難所(※3)に指定されており、それなりの条件、役割を満たす為にも必要な機能(スペース)が盛り込まれているが故と、『ワークス昭和橋』管理者のT様に、今回丁寧に施設内の見学と合わせてご説明頂きました。
取り揃えられた防災グッズに、皆さん関心を寄せられたり、直に触れてみたり、使用体験したりと、とても貴重な体験となりました。いくつか我々でも直ぐに取り入れられるものもあり参考になりました。例えば、水消火器とか…。実際にピンを抜いて使用しても中身は水なので真っ白の粉が噴き出る事もなく、それでいてリアルな手順が体験できるというものです。
そして何より感銘を受けたのは、スタッフの意識作りに力を入れている事でした。少なくとも月に1回は防災にまつわる取り組みを行っており、実際被災した場合を想定した現実的な訓練(重心の利用者様をエア担架で1階から4階まで運ぶ…等)もおこなっているとの事でした。
ハード面もソフト面もまだまだ改善・検討は必要との事でしたが、災害ボランティアネットワークのS様にご講話頂き、出来るだけお金をかけない防災の知恵と工夫のお話しも伺えて大変有意義な時間となりました。
最後に余談ですが、この度私、中川区自立支援協議会の防災部会部会長に任命されました。こんな自分がそのような重要な役割を担ってよいものか迷いはありましたが、当法人理事長の「絶対勉強になるから!」の一言で謹んでお受けする形となりました。あまりの大役に顔が引きつっておりますが(笑)
相乗効果でゆめネットの防災力を高め、ゆめネットと地域をつなぐ一助となれれば幸いです。今後ともよろしくお願いします。
※1 基幹相談支援センター:障害(児)者の方々及びその家族の地域における生活を支援し、障害(児)者の自立と社会参加の支援を図るため、福祉サービスの利用援助、社会資源の活用、情報提供等の実施に必要な総合的な相談業務における拠点とする。
※2 自立支援協議会:地域の関係者が集まり、個別の相談支援の事例を通じて明らかになった地域の課題を共有し、その課題を踏まえて、地域のサービス基盤の整備を着実に進めていく役割を担う。
※3 福祉避難所:災害発生時に高齢者・障害者・妊産婦など特別な配慮を必要とする人を受け入れる避難所。
新年度が始まり、あっという間に1か月がたちました。
“ている”でも今年度は利用者さんの部署異動や“第2ている”のオープンと環境が大きく変わります。
環境の変化というものは、障がいがあってもなくても大変なものです。
ただ変化の中には新たな挑戦や、より良くしていくためにという想いもたくさん詰まっています。
目下5月7日のオープンに向けて準備をしていますが、利用者さんの暮らしを本気で支えていくために何ができるのか、どんな支援が必要なのか改めて考えていきたいと思います。
建物もすでに施工完了し、GW明けにはいよいよオープンです。見学なども随時受け付けていますので、ご希望がございましたら是非ご連絡ください。