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さて今週は1043・・・ているより

日本では、旧暦10月を『神無月(かんなづき、かみなしづき)』と呼び、新暦10月の別名としても用いています。
 
10月は、出雲の出雲大社に全国の神様が集まって一年の事を話し合うため、出雲以外には神様が居なくなる月ということから神無月とするともいわれています。出雲では神在月といわれています。出雲へ行かず村や家に留まる田の神・家の神的性格を持つ留守神も存在し、すべての神が出雲に出向くわけではないとされているようです。未だ、出雲大社に行ったことのない私、『行くなら10月?』と思うのですが、一年の行事を話し合うのに忙しくて願い事は耳に入らないのではとも思うのは私だけでしょうか。
余談はここまでにして、2023年4月にているでは青色のかわいい建物が建ちました。
そこは、利用者さんが周りからの刺激を受けずにゆったり、心地よく過ごして頂く為の『離れ』。リビングは、窓を大きく取り小さくても開放感のある作り。利用者さんはそれぞれ個室にてゆっくり、安心して過ごせるよう配慮してあります。
 
さて、本日はケース会議事例をご紹介させて頂きます。
ケース会議の事例としては、
日常の様子を見ると、本人はおもちゃを一列に並べたり、同じ場所を行き来したりする行動が見られ、落ち着いて過ごすための工夫が必要であると感じられました。
決まった流れが変わると強い不安を抱え、その不安から人との関わりが難しくなることがあります。気持ちが高ぶった際には、自分や周囲に手が向いてしまうこともあり、大きな声で泣いたり、人前での行動に戸惑う様子も見られます。安心して生活できるよう、丁寧な関わりや支援の工夫が求められます。

 

 

これらの行動は、本人が何らかの困りごとや伝えたいことを抱えているものの、うまく表現できないために生じることが多いです。加えて、何もすることがない状況が苦手であるため、環境調整や視覚的コミュニケーション支援(絵カードやスケジュール提示など)、具体的な活動の提示が重要です。また、アセスメントをしっかり行った上で、複数の支援者によるチーム支援が必要であると考えられます。

 

 

オールゆめネットの支援として、タイミングよく落ち着いた環境で過ごせる場を整え、活動内容を視覚的にわかりやすく提示する工夫(絵カードやスケジュールボードの活用など)を実施しました。関係するスタッフの協力も大きな力となりました。
 
取り組みでは、本人が選択できるようにしました。「何をするか」を伝えるだけでなく、自分の意思を表現できるよう支援し、行動記録を蓄積・グラフ化して検証することで、本人に合った支援を継続することができました。ゆめネットITチームの支援により、行動記録の管理・分析を行い、支援の質を高めることができました。
 
具体的な支援内容としては、まず環境調整により静かで安心できる空間を整えました。次に、絵カードやボードを用いて活動の流れや手順を視覚的に提示し、終了の目安を明確にしました。さらに、遊びを通じて交流の楽しさを経験できるようにし、スタッフはわかりやすい言葉で伝えることで安心してコミュニケーションが取れるよう支援しました。

 

 

このように、オールゆめネットの支援では、環境整備・視覚的支援・選択肢提示・行動記録の活用・チームでの連携により、本人が安心して活動できる環境を提供し、個々に合った支援を継続しています。
 
今回はあま市七宝町、生活介護事業所【ている】よりブログをお送りしました。
引き続き、ゆめネットのブログを楽しみにしてください。

 カテゴリ:ている2025/09/26

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